元アベンジャーのCOJ

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チョコとポテチとコーラが好き。

ファイナルファンタジーの思い出 その2

またFFです 

motoavenger.hatenablog.com

先日、こちらの記事でFF6のシャドウの話を書きましたが、その際に思い出したFF6の別の出来事のことも書いてみます。

 

 

 

おぼろげな記憶ですが

たしか、大陸が崩壊するレベルの災害が起きたか何かで、仲間がばらばらになった時のことだと思います。


セリスという女の子のキャラがいました。
それと一緒にシドというおじいちゃんキャラも。


他の仲間達はどこにいるのか見当もつかず、崩壊した世界の中で生きている人間はこの二人だけでした。

二人はさびれた小屋を見つけ、そこで静かに暮らしていました。


しかし、世界が崩壊した時の影響か、シドはずっと体調を崩して寝込んでいます。


シドの為に何かをしてあげたいと考えたセリスは魚を捕ってくることを思いつきました。
美味しい魚を食べてもらい、シドを元気づけようとするのです。

 

 


さっそくセリスが渚に行くと、そこには三種類の魚がいました。


すぱしっこく泳ぐやつ、普通の速度で泳ぐやつ、凄くゆっくりと泳ぐやつの三種類です。


私は「このゆっくり泳ぐやつがきっと美味しい魚なんだ!」と思い、こいつを捕まえることにしました。


この美味しい魚を捕まえてシドに食べてもらえば、きっとすぐに体調が良くなる! と思ったのです。


しかし、この魚は中々波打ち際まで来てくれませんでした。
セリスは釣り道具を持っていなかったので、捕獲方法は手づかみです。


魚を捕まえることが出来ずに、時間だけがどんどん過ぎ去っていきます。
スピードが速い魚が時折手が届くところまでやってきましたが、私の狙いはゆっくりと泳ぐやつだけです。
速い魚には見向きもしませんでした。

 

それで長い時間が経ちました

 

かなりの時間が経過しましたが、ようやく必要なだけの魚を集め終えると、急いでシドが眠っている小屋へと向かいました。
これでシドも元気になるに違いない、と思いながら。


まさにスキップせんばかりの心境です。
きっとセリスも同じ気持ちだったでしょう。

 


しかし、小屋にたどり着いた私を待っていたのは、すでに息絶えたシドの姿でした。


私が魚を集め終えるのに時間がかかったのがいけなかったのです。
シドは誰にも看取られず、あの世に行ってしまいました。


もはや動かないシドを見たセリスの悲しみはいかばかりのものだったでしょう。


セリスの手から籠が落ち、もはや何の意味もなくなった冷たい魚達が床を這いました。


セリスは小屋を飛び出し、どこへともなく駆け出しました。
あてもなく走り続けるセリスは崖の頂上へとやって来てしまいます。


頼む、君だけは……という私の願いも空しく。


やがて、絶望に染まっていたセリスは崖から飛び降りました。
セリスの瞳からこぼれた涙がきらめき、朝露のように消えました。

 

 


私があの時ちゃんと素早い魚を捕まえていれば、こんな悲しいことは起きなかったのかもしれません。

 

 

 

……仕方ないじゃないか。
ゆっくり泳ぐ魚だけがシドを救ってくれると思ったんだよ!