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元アベンジャーのCOJ

チョコとポテチとコーラが好き。

『単刀直入』をずっと『短刀直入』だと思っていた話

シナリオライター

 

シナリオライターをやっていると、納品する前に文章をちょくちょく見直すようになり、「この単語はこういう意味であってたっけ?」みたいな風に結構気をつかうようになります。日頃使っている言葉でも、調べなおしてみると実は自分が思っていた意味とは違ったりします。


また、言葉を調べると面白い由来があったりし、仕事を忘れて由来となった物語を読みふけったりもします。

 

『たんとうちょくにゅう』について

 『単刀直入』(たんとうちょくにゅう)ということわざがあります。

“前置きとか無しにいきなり本題に入ること”みたいな意味の言葉です。

私はずっと、これを『短刀直入』だと思っていました。

 

しかしある日、上記のようにこの言葉の由来を調べました。面白い逸話があるんじゃないかと期待して。
その時に知ったのです。
短刀直入』などという言葉はなく、『単刀直入』が正しい言葉だということを。

 

今回はこの件について話します。

 

なぜ私が『短刀直入』だと思っていたか

はっきり言っちゃいますけどぉ……子供の頃に読んだこの漫画が原因です。

 

 

 主人公、姉、パパ、ママ、の4人構成の家族を中心として描かれる、ことわざに関する4コマ漫画です。

 

私と同世代の方はおそらく分かるかと思いますが、結構古い本です。


4コマ漫画を楽しみながらことわざを覚えることができ、学校の図書館などに置いてあったため、私は子供の頃によくこの本を読んでいました。


どの巻だったかはさすがに覚えていませんが、『単刀直入』についてのお話がありました。


大体以下のような展開だったと思います。

 

 

・1コマ目
夜道を歩くパパがある男から呼び止められる。
男「もしもし、そこの貴方」
パパ「はい?」

 

・2コマ目

男はパパに対していろいろと言葉をかけるが、いまいち要領がはっきりしない。
男「なんといいましょうか、その、うーん……」
パパ「はあ……」

 

・3コマ目
相変わらずはっきりしない男に対し、パパが怒る。
男「弱ったな、ほら、あれなんですよ」
パパ「急いでるんです! 単刀直入にお願いします!」

 

・4コマ目
男は実は物取りだった。パパにナイフを突きつけ、パパは両手を挙げる。
男「じゃあ、金だしな!」
パパ「!!」

 

信じていたのに

……で、ですね。

 

ナイフといったら短刀じゃないですか。

 

この時の印象が大人になっても残っており、そのために『たんとうちょくにゅう』の漢字を『短刀直入』だと思っていたのですよ。

 

 

 

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ええ、もうずっと長い年月。


シナリオライターになって、この言葉を調べなおすまで。

 

『短刀直入』だって信じてたんです。

 

 疑うことすらありませんでした。

 

 私の中では『短刀直入』が正しい言葉だったのですから。

 

 

……。
…………。

 

 おしまい。