元アベンジャーのCOJ

チョコとポテチとコーラが好き。

趣味でやっている人と本気でやっている人は共に歩むことができない

はてなトップにあったこちらの記事を見て思い出したことを書きます。

ringoce.hatenablog.jp

私も20年くらい前にMagic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング)で遊んでいました。

出会いは友人がカードを集まりに持ち込んだことだったと思います。

私と友人達はドハマりしてしまい、当時発売されていたカードのスターターやブースター(第4版~第5版)を買い求めるようになります。

強いカードなんてさっぱり分かってなかったので、好きなカードや格好いいカードでデッキを組んでいました。

デッキ枚数も200枚くらいで遊んでいましたし(普通は60枚で組む)、土地や使う色も5色全部が入ったりとめちゃくちゃでした。

ジョン・フィンケルが見たらきっと「お前のデッキは紙の束だ!」と言ったでしょう。

無謀にも大会に参加する

しばらく経ったある日のこと、私はせっかくなので大会に出てみようと思いました。

その頃、近場で公式大会が行われていたのです。

一応その時点で私のデッキは60枚にシェイプアップはされていましたが、あくまでも我流のデッキでした。

たしか、青系の『大気の精霊』とかで殴るデッキだったと思います。

初めての大会かつ友人以外と戦うのも初めてという状況に緊張しながらも第1試合が始まりました。

第1戦であたった相手は『聖なるメサ』というカードを使ってペガサスを無限に生み出すデッキでした。

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いわゆるメサクラフトデッキですかね。

漫画『デュエルファイター刃』でペガサスを255体呼び出してコンピューターが処理落ちしそうになったデッキといえば分かる人には分かっていただけるのではないでしょうか。

早ければ数ターンでペガサスが無限に生まれてしまい、そうなってしまうと基本的に対処しようがありません。

一線級のデッキに分類されるでしょう。

もちろん素人丸出しの私のデッキでは勝負にならず、ぼこぼこにされてしまいます。

ペガサスがどんどん出てくるのを初めて見た時はまさしくポカーンとしました。

くやしさを覚えるよりもただただ呆然としました。

結局その日の戦績は全敗という散々な結果で終わりました。

現在の自分のデッキではまったく話にならないということが分かったのです。

やがて私は大会で勝ちたいという気持ちが強くなっていき、デッキを強化するために試行錯誤するようになりました。

そのおかげか、次に出場した大会では勝ち越すことができました。

そういった大会で勝利するということはやっぱり嬉しいものです。

気を良くした私は可能な限り大会に参加するようになり、新しいカードセットが出るたびにブースターパックを買い、デッキもどんどんと洗練されていきました。

カードショップにはデュエルスペースがあったため、そこで見知らぬ人と対戦を繰り返して腕を磨きました。

いつしか、友人達とは実力の差が……

しかし、友人たちはそうではありませんでした。

久しぶりに友人の家に遊びにいき、私が新発売された新しいカード(テンペストブロックあたり)を使うと、「なにそのカード強すぎない!?」と明らかに嫌な顔をされました。

私が喜びと共にデッキに入れた新しいカードは、友人達には不満を持って迎えられたのです。

カードゲームは基本的にどんどんインフレが進むので新しいカードの方が格段に強いです。

そのこともあり、私以外の友人は少しずつマジックをやらなくなっていきました。

私から見ても、いつも負かされていた友人にあっさりと勝てるようになり、これでは勝負にならないと思うようになっていました。

しかたないので私は対戦相手を求めてよりデュエルスペースに入り浸るようになります

いつしか友人達の間で、私以外にマジックをする人間はいなくなってしまいました……。

気持ちに差が生まれてしまう

この時期を思い出すといつも、漫画『ヒカルの碁』でプロを目指しはじめた主人公のヒカルが、あくまでも部活動として囲碁を楽しもうとしていた囲碁部のメンバーと意識がずれはじめてしまった話を想起してしまいます。

本気で上を目指す人と、趣味で遊ぼうという人とは、見る世界が違ってしまうようになるのです。

いまカードゲームなどで友達と楽しく遊んでいる人は気をつけたほうがいい。

あなたが上を目指すことの代償に、友達との楽しい時間が失われるかもしれません。

カードゲームだけではなく、他の競技でも同じことです。

ちなみに私は結局マジックで大した成績を残すことができませんでした。

せいぜい小さな大会で優勝するとか、プロツアーだか世界選手権だかで予選の2日目に残ったとか、その程度です。

マジックはもうやめてしまいましたが、COJ(コードオブジョーカー)とかシャドウバースとかをプレイしているように、カードゲーム自体は今でも好きです。

友人達との付き合いはもちろん現在も続いていますし、あの時マジックに本気で取り組んだことに後悔はありません。

だからあなたが何かに本気で取り組もうとし、友達はそうでなかったとしても、決して喧嘩はしないでください。

どちらが正しいということはないのです。

両者の行くべき道がその時点で別々のものになってしまった。

ただそれだけなのですから。