先日、いろいろな雑貨に加えて音楽CDを買取に出したことを書きました。
しかし、全ての音楽CDを処分したわけではありません。
二枚だけ残しました。
どちらもかなりの思い入れがあり、ダンボールに入れようとする手が止まったのです。
今回は私が処分することが出来なかった、この二枚のCDを紹介しようと思います。
一枚目
まずはこれです。
『パーフェクトコレクション ドラゴンスレイヤー英雄伝説』です。
『ドラゴンスレイヤー英雄伝説』は日本ファルコムから出たRPGですが、そのゲームの曲が収められています。
英雄伝説シリーズは今でも『空の軌跡』とか出ていますよね。
それの原点となったゲームと言えるでしょう。
元はパソコン用のゲームでしたが、後からPCエンジンCD-ROMに移植されました。
私がクリアしたのはPCエンジン版の方になりますが、この音楽CDはパソコン版だった時のものですね。
なお、パソコン版といってもWindowsではありません。
PC-9801とか、そういったやつだったと思います。
オリジナルは30年くらい前のゲームですからね。
英雄伝説の曲は良いものが多いです。(というか日本ファルコムのゲームは大抵良い曲が多いですが)
disc1はパソコンゲームのオリジナル曲が、disc2は『米光亮(よねみつ りょう)』という方がアレンジされた曲が収められています。
元の曲も良いのですが。このアレンジ版が凄く面白いんですよ。
特に戦闘シーンの曲。
途中でいきなりファンファンファン……とサイレンが鳴り響いたりして「なんだこのヤケクソ気味なアレンジは……」となります。
褒め言葉です。
ほかにもフィールドの曲とか海賊島の曲とか、好きな曲が多いです。
CDを手に入れた頃はこのアレンジバージョンをかなりの頻度で聴いてましたし、私の中でブームが終わった後も時々取り出してBGMとして流していました。
残念なことと、ちょっとしたPCエンジンの話
残念なことが一つだけあります。
パソコン版ではボス戦の曲がなかったのか、このCDにもボス戦の曲がありません。
PCエンジン版ではボスと戦う時にちゃんとボス戦の曲が流れたのですが……。
ボス戦の曲はPCエンジン版のオリジナルだったのかもしれません。
あれも凄く良い曲だったのでそれだけが残念です。
PCエンジンのゲームCDはCDプレイヤーにかけると大抵ゲーム内の曲が聴けたので、ボス戦の曲が聴きたくなったらそれで聴いたりしていました。
ゲームのデータが入っている番号(大抵は2曲目)を再生するとガガガガガッとなってスピーカーがブッ壊れる可能性がありますのでお気をつけください。
大抵、1曲目はそのことを注意喚起する音声が入っていましたね。
ゲームによってはドラマCDみたいにキャラのやり取りが聞けたりして、ゲームを買った際のひそかな楽しみでした。
エメラルドドラゴンとか敵キャラのオストラコンが「ふはははは壊れろスピーカー!」みたいなことを喋っていた気がします。
聴くことに集中してそのまま2曲目に行ってしまうとヤバイので本当に気をつけましょうw
私も何度かやってしまったことがあります。
3曲目からゲーム内の音楽が入っていますので、それさえ気をつければ音楽CDのように楽しむことができました。
実際イースシリーズとかはこの方法で良く音楽を聴いてましたね。
天使の詩IIもラスボス戦の曲だけ繰り返して聴いたりしてたなあ。
話が少し脱線してしまいました。
というか今回のネタを分かっていただける方がどれほどいるのか……w
次のCDの話に行きましょう。
二枚目
もう一枚がこれです。
『聖剣伝説 想いは調べにのせて』です。
ゲームボーイソフト『聖剣伝説』の曲のオーケストラアレンジバージョン、といったところです。
なお、私は聖剣伝説はプレイしたことがありません。
それではなぜこのCDを持っているかといいますと、かなり昔の話になるのですが、友人の家で初めてこのCDを聴いたんですよね。
そこでいい曲ばかりだなと聞き惚れてしまいました。
私もこのCDが欲しいなと思い、近場のCDショップを訪れたのですが、そこで運良く発見!
早速購入して私も自宅で曲を楽しむことが出来るようになりました。
原曲を知らないのが残念なところではありますが、入っている曲はいずれも物悲しかったり、勇ましかったり、楽しい気分になれたり、楽曲に引き込まれます。
なお、ある曲を初めて聴いた際、「ちょwwwこれFFのチョコボの曲のパクリwwwww」と思ったのですが、冷静に考えてみると聖剣伝説はスクエアから出ていたし、ファイナルファンタジー外伝というサブタイトルもついていたなとw(元の曲名もチョコボのテーマ)
ゲームボーイは持ってなくてソフトにもほとんど興味がなかったので、聖剣伝説のことは全く知らなかったんですよねえ……。
SFCの聖剣伝説2はクリアしましたけどね。
どうしようか考え中
さて、ここまで長々と語ってきましたが……。
やっぱり売ろうかなあ、という気持ちが少しずつ湧いてきているのです。
大昔はそれこそ何度も何度も聴いたこれらのCDなのですが、最近はずっと聴いてませんでした。
今回の記事を書く前に久しぶりに聴きましたが、おそらく10年以上ぶりでしょう。
ということは時間を球として考えた場合、次に聴くのもまた10年後くらいになるわけです。
だったらもう手放すべきなんじゃないかなあ、と思うのですよ。
CD達は難を逃れて喜んでいたのかもしれませんが……。
ファイナルデスティネーションです。
やはりこの二枚も死の運命からは逃れられなかったのです。