元アベンジャーのCOJ

チョコとポテチとコーラが好き。

『俺の屍を越えてゆけ』人生を無駄に使う時間は一時もない

ここ数ヶ月ほど、大半の時間を家で過ごしていました。ゲームをやったりポテチを食べたり漫画を読んだりです。

中でもゲームはかなりの割合を占めており、いろいろなソフトをクリアしました。

今回はその遊んだソフトの中の一本を紹介します。

初代プレイステーションのゲーム『俺の屍を越えてゆけ』です。

 

なお、私はプレイステーションストアでダウンロード購入し、PS3で遊びました。価格も600円くらいでした。

二十年前くらいに一度プレイはしていたのですが、大江山に何回か登ったあたりでやめてしまったので、今回は再挑戦ということになります。

二つの呪い

さて、このゲームの主人公一族は敵である朱点童子『短命の呪い』『種絶の呪い』という二つの呪いをかけられています。

『短命の呪い』は文字通り、寿命が短くなる呪いです。そのぶん成長も早く、生まれてから最長でも二年くらいで老衰で死んでしまいます。
『種絶の呪い』は人間相手に子を作ることができなくなる呪いです。

このままでは一族断絶です。

それでこんな状況に陥った主人公一族に神様たちが手を貸してくれることになりました。神様たちと交神の儀を行えるようにしてくれたのです。

簡単に言うと神様が子作りの相手になってくれるのです。人間と交わって子を作ることができないので、神様と交わって子を成そうということですね。

個性あふれる神様たち

男の神様は外見がまんま河童とか牛とかいった方がちらほらいます。

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もちろんイケメン枠もありますが。

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まあ必要だと思ったらその河童とか牛とかとも普通に交神させちゃうんですが。

女の神様は基本的にキレイどころが揃っています。

サポートキャラであるイツ花も「迷ったら顔で選んでオーケー」みたいなことを言っていたので、私もそのアドバイスに従うことが多かったです。

二つ扇ノ前とか、

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陽炎ノ由良とか、

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片羽ノお業とか、

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よりどりみどりです。想像力がおおいに発揮されます。

泉源氏お紋さんにもよくお世話になりましたね。

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ああ、もちろん回復術の泉源氏にお世話になったという意味ですよ?

神様の一部は鬼に姿を変えられてしまっており、敵として登場するのですが、一定の条件を満たして倒すことで解放されて天界に戻り、交神できるようになります。

そのこともこのゲームの楽しみのひとつです。

たった二年という時間をどう使うか

神様と交わって生まれた子供たちは『短命の呪い』のせいで、0才から訓練を受けられるようになり、0才2ヶ月で実戦に参加できるようになり、0才8ヶ月で神様相手に子作りできるようになります。1才6ヶ月あたりからだんだん健康度が落ちていき、まもなく死に至ります。

敵を倒してキャラクターを成長させることはもちろんできるのですが、上で述べたようにキャラクターは長くても二年で死んでしまいます。

ぶっちゃけ素質のないキャラは大して強くならないので、強い神様と交わって優れた素質を持つキャラクターを作る必要があります。

そうやって子孫を紡いで一族全体を少しずつ強くしていき、最後に呪いの元凶である朱点童子を倒す。それがこのゲームの目的です。

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神様と交わるには奉納点というポイントが必要になるのですが、これは経験値と同じく敵を倒すことで手に入ります。

強い子孫を作っていくには基本的に強い神様と交わったほうがよいのですが、強い神様と交わるにはより多くの奉納点が必要になります。

このゲームは1ターンが1ヶ月なので、2才まで生きることができたキャラですら、たったの24回しか何かをするチャンスがありません。

誰かが交神の儀をするとそのターンは他のキャラを含めて出陣できませんし、出陣すると交神の儀ができません。

出陣してキャラを育てたいし奉納点も欲しい。でもそろそろ子どもも作っておかないとキャラが老衰で死んでしまうし、訓練で師をつとめるキャラがいなくなる。となると今のうちに子供を作っておくべきか?

子供ができたらその子の訓練相手に親を選び、奥義を伝授させたい……。

神様と交わって奉納点が減っているので初陣できるようになった子供たちを連れて出陣し、経験点も奉納点も稼ぎたい。若い時に成長させないと肉体系の能力が伸びないし。

とまあそんな感じで目まぐるしく月日が過ぎていき、生まれた子はあっという間に寿命を迎えて天に召されてしまいます。

このゲームのキャラクターの死はウィザードリィでのキャラロストと同じです。生き返ることはありません。一応、戦闘シーンでHPが0になった時も場合によっては一命をとりとめることもありますが、寿命だけはどうにもなりません。

キャラクターが死ぬとそれまでの活躍を書いたテロップが流れ、最後に遺言を残してこの世を去っていきます。

一度なんて初陣の0才2ヶ月のキャラが加わっている時にパーティーが壊滅してしまい、その子もそのまま帰らぬ人となった時もありました。

そんな感じでこのゲームはひと月の重みがすごく、キャラクターに無駄な時間を過ごさせるわけにはいかないと頭を使います。

何もせずに一ヶ月経過させる『休養』コマンドもありますが、これを使うことはほとんどないと思います。私は二回くらい使ってしまいましたが。戦闘で壊滅したりして動けるメンバーがほとんどいない状況になってしまったりしたもので。

子供たちにつける名前も悩みどころ

このゲームで悩むことと言えば、生まれてくる子供たちにどんな名前をつけるか? ということもその一つだと思います。

最初は狩毘以(カルビー)とか武瑠凡(ブルボン)とか、自分の好きなお菓子を作っている会社名に適当な当て字をして命名していました。

思いつかなくなってくると暗芭鎖(アンバサ)とか歩手値(ポテチ)とか火有(カール)とか知富星(チップスター)とか、飲み物やお菓子そのものの名前にしたり。

それでもネタに苦しんで途中から於覇儀(おはぎ)とか喜那胡(きなこ)とか和菓子系に進んだりしました。

このゲームの奥義は編み出した者の名前がつきます。

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そのおかげでうちの奥義は、

流星爆於価喜(流星爆おかき)
絵尾穿鏡返し(えびせん鏡返し)
双光琵助人斬(双光ビスケット斬)

などといった美味しそうな名前の奥義がほとんどです。

なお、最初につけた当主の名前は当主が死んで交代するごとにずっと引き継いでいきます。第九代当主○○○みたいな感じで。

ですので、当主を任されている間はその名を名乗ることになります。

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このキャラの実際の名前は埋替持(うめがえもち)ですが、この時は当主なので、でででになっています。

不安との戦いが続いた

はっきり言ってプレイしている最中は「このままで本当にクリアできるのか……?」と不安になることがたびたびありました。

育ったキャラもあっさり寿命で死んでいくので、ちゃんと強くなっている実感がなかなか湧かなかったのです。生まれてくる子はたとえ素質があっても最初は弱いですからね。

でも少しずつではあっても一族全体の力は着実に強くなっており、代を重ねるごとに最初は手も足もでなかった相手も余裕をもって勝てるようになっていきました。

といっても何度か心が折れそうになったこともありますが。

このゲームは難易度が四種類あり、最初は一番時間がかかるモードで始めたのですが、心が折れそうになったので途中で大人しく二番目に簡単なモードに変更したりしました。

そうそう。ある時期から攻略する場所が一気に増えるのですが、その際はマップ画面を見ながらこんな気持ちになりました。

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初期からあるステージのボスたちすら、まだ解放できてないのにこれかよ……と。

試しに忘我流水道という所に行ったら、真名姫の真名姫をくらって見事に壊滅したりしてね。(敦賀ノ真名姫というキャラが真名姫という術を使う)

このあたりでまた心が折れそうになったのですが、その時はなんとか難易度を下げずに乗り切りました。真名姫もいつの間にか楽勝で倒せるようになり、解放できた際はソッコーで交神の儀をしました。

といってももうそのころは真名姫よりも上の神様と普通に交わっていたので、無理して真名姫と交神の儀をする必要はなかったのですが、そこはそれ。わかるでしょ?

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体力を2000も自己回復して初戦でこちらを絶望の淵に叩きこんでくれた赤猫お夏も、やがて倒せるようになり、他のボスたちも蹴散らしていって、ようやく最終戦らしき迷宮に行けるようになりました。

最終戦に挑む

そろそろ終わりが近づいていると思い、キャラの育成を見直すことを決意。

そのころになると雑魚敵がつらく感じることが多く、ラスボス戦も見据えてメンバーの職業を厳選すべきだと思ったのです。ちなみにこの時期は槍使い、薙刀士、拳法家、大筒士、踊り屋から選んで組み合わせる形のパーティーで戦っていました。

大筒士は雑魚には強いけど防御力低いし、今なら踊り屋もいるし、いっそ頑丈なキャラを三人くらい並べようかな、と考えたのです。

中盤に作って「攻撃当てられんやつはダメだ」と見限った壊し屋も、今なら強い武器も手に入っているし重装備できるしいけるかも、と新たに壊し屋を作ったのですが、「やっぱり攻撃当てられんやつはダメだ」という結論に達し、子の職業を壊し屋にしたことを後悔したりもしました。

ちょうどそんな時期に、生まれたばかりの薙刀士が逐電するというドラマティックな事態が発生。(逐電は家出のこと。このゲームでは二度と戻ってきません。さらに家宝を持ち逃げすることもあります)

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パラメータを上げて術を覚えさせるために呪いのアイテムを装備させていた私が悪いのですが。(その結果忠誠度が下がっていることに気付かなかった。さらにこの呪いのアイテムをつけさせるという発想に至ったのが、よりによってこの終盤だったのもわざわいした)

ちなみに家出した薙刀士はその壊し屋と双子だったので、壊し屋のほうが出て行ってくれればよかったのに、と思いました。

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「今からまた奉納点稼いで長期にわたって育成するとか無理ぃ……」と最後の最後でまた心が折れそうになったので、今回の世代でケリをつけるためラスボスに向かっていくことだけを考え、仕方ないので連れていく気のなかったベテラン大筒士(1才2ヶ月)も担ぎ出し、なんとかクリアしました。

最終戦のパーティーは槍使い、拳法家、大筒士、踊り屋でした。

結局二人は後衛でサポートに回ったので、このメンバーでも特に問題ありませんでした。

長い戦いが終わって

エンディングを見終わった後は「ああ、このゲームを遊んでよかった。クリアできてよかった」と心から思いましたね。やっと呪いから解放されたんだな、と。

いわゆるやりこみプレイはしていないので、解放していない神様がかなり多かったです。

私は攻略サイトなどは見ずに遊びましたが、それでもなんとかクリアできましたので、難易度自体はそこまで高くないと思います。上で述べているように、きついと思ったらモードの変更がいつでもできますし。(モード変更は取得経験値などが変わるだけで、敵が弱くなったりするわけではありません)

はっきり言って必要なのは根気です。というかこのゲーム、遊んでいる最中はめちゃくちゃストレスがたまります。

ゲームプレイ中時間のほとんどは迷宮内を移動することと雑魚敵との戦闘です。貴重な術やアイテムもほとんどは敵との戦闘で手に入れないといけません。同じ迷宮にも何度も出入りすることになるでしょう。

でも欲しいアイテムはなかなか出ないし、欲しいアイテムが出たと思ったら敵がそのアイテムを持ち逃げするし、雑魚敵も後半はかなり強いし、迷宮は同じ通路を何度も何度も行き来するし。

 

カラカラカラ……デン、デン、デン。

「梵ピン! 梵ピン! ……ちっ、外れかよ」
「指南書! 指南書! ……ちっ、外れかよ」
「朱の首輪! 朱の首輪! ……ちっ、外れかよ。それともフラグが足りないのか?」
「とにかくなんでもいいからまだ未入手のアイテム! ……ちっ、外れかよ」

 

このゲームの戦闘はだいたいこれがすべてです。

あとこのゲーム、登場するキャラクターの大半がいろいろとつらい事情を抱えており、主人公たちに会うたび悪意やら恨み言やらをぶつけてくるのでそれもつらかったですw

自分の人生について考える

『俺の屍を越えてゆけ』をクリアしたあと、自分の人生について「このままダラダラと過ごしていてよいのか」と深く考えさせられることが多くなりました。

主人公の一族がそれぞれたった二年という時間の中で鍛錬を積み重ね、それでも自分の代では叶わずに死んでいき、何代にもわたってついに宿敵を討ったように。

私もなにかをするべきではないのか、と。

そんなことを思いながら、今日も私はゲームをやったりポテチを食べたり漫画を読んだりして過ごしています。