私は腕時計が苦手です。
あの手首にまとわりついてくるような感覚がどうも受け入れられません。
これまでの人生においても、仕事上で必要とされる時以外は身に着けませんでした。
そのことと関係あるかは分かりませんが、子供のころから懐中時計に対するあこがれがありました。
過去にPSソフト『ヴァルキリープロファイル』の限定版を、懐中時計がついているという理由で買ったくらいです。
いやもちろんゲームソフトそのものが一番の目的でしたけどねw
もっとも、それを含めて今まで実際に懐中時計を使ったことはありませんでしたし、ヴァルキリープロファイルも結局手放してしまいましたが。
初めて懐中時計を持ち歩いてみたものの
それで死ぬまでに一度はちゃんと携帯してみようと思い、ある日時計店で懐中時計を買いました。
別に高価なものではなく、ただの安物です。
まずは懐中時計の使用感がどんなものかを調べるお試し用として買ったものです。
でも実際に持ち歩いてみると、ただ時間を確認するためだけに、わざわざ懐中時計を取り出すというタイミングはなかなかありませんでした。
ただでさえスマートフォンという、時間もすぐに確認できるアイテムがあるものですから。
懐中時計をカバンに入れて持ち歩いていたということも、なかなか取り出す機会がなかった理由の一つです。
本当は懐中時計を使用するのに適した服装をすべきなのでしょうが、私はファッションセンスがないので難しかったのですw
時間を確認する手間に差がありすぎる
私が懐中時計で時間を確認する際、しまうことも考えて以下の行動が必要になります。
カバンのポケットのジッパーを開ける
↓
ポケットから取り出す
↓
時計のフタを開けて時間を確認する
↓
フタを閉める
↓
カバンのポケットにしまう
↓
ポケットのジッパーを閉じる
でもスマホの場合は、
ズボンのポケットから取り出す
↓
ボタンを押して時間を確認する
↓
ズボンのポケットにしまう
たったこれだけのアクション数で完結するんですよね。
そりゃあ懐中時計をわざわざ取り出す気も起きるわけがありません。
ただ、バスなどに乗ってて椅子に座っているときはズボンのポケットからスマホを取り出しづらいので、この瞬間だけは懐中時計をカバンから取り出すほうが楽です。
というか、私が懐中時計で時間を確認するのはほとんどこのシチュエーションだけですw
懐中時計は今のところオシャレアイテムですらない
このたまにしかない瞬間のためのみ存在している私の懐中時計。
現在のところ、鎖がついたただのオシャレアイテムでしかありません。
とはいえ滅多に取り出さないから人に見られることもなく、オシャレアイテムとしてすらほとんど活躍していない。
このままではお試し用の懐中時計が最後の懐中時計となってしまいそうです……。